いよいよ2021年の冬至がやってまいりました！ みなさ〜ん、ゆず活してますか？ どうもこんにちは。「高知のゆずと相性ぴったりなご当地名産を探す旅」第3回目を担当します、ゆず活部副部長の坂口です。
私が行ってきたのは、福井県と広島県のアンテナショップ。どちらもあまり個人的な所縁がなく、どんなコラボができるかまったく未知数です。が、結論からお伝えすると、「ちょっと手を加えるだけで感動するほど美味しくなる」組み合わせをいくつも生み出すことができました。
牡蠣やカニ味噌が好きな方、年越しそばどうしようかなと考えている方、和菓子好きの方も苦手な方も、寄ってらっしゃい見てらっしゃい！！
福井県のうまそうレベル突き抜ける個性強メンツ
まずやってきたのは、福井県アンテナショップ「食の國 福井館」。
店内に入るとまず目に飛び込んできたのが、水ようかんがぎっしり並んだこちらのショーケース。
なんと福井県には、200種類以上もの水ようかんがあるのだそう！
訪問した日は、定番商品であるえがわの「水羊かん」のほか、馬面昭栄堂の「水羊かん」、藤雲堂の「水ようかん」、伊勢屋の「丁稚ようかん」、丸岡家の「水羊羹」の全5種が販売されていました。
※この日販売されていた5種類に加え、シュトラウス金進堂「水羊かん」、阿んま屋「丁稚ようかん」、やまうち「でっち羊かん」、あまとや「水ようかん」、栄太楼「水ようかん」、餅の田中屋「水ようかん」、菊水堂「でっちようかん」が入れ替わりで販売されます。
水ようかんのバリエーションの豊富さに驚きつつ、選んだのはこの4点。
- えがわの「水羊かん」
- カニ味噌2種類（田村長「蟹みそ缶」、番匠「食べきりサイズかにみそ」）
- 蟹味噌バター
「冬の味覚の王者」との名高い“越前ガニ”の水揚げ港を持つ福井県。これからが冬本番の今、食べるしかないでしょ！ と思い、まずは絶対間違いないカニ味噌系をいくつか入手。
それから、スタッフさんから「福井では『こたつでみかん』じゃなくて『こたつで水ようかん』が定番なんです」と教えてもらい、その言葉の魅力に抗えず、一番人気の水羊かんをゲットしました。
広島県の「おいしいやつは大体友達」レジェンドメンツ
続いてやってきたのは、「ひろしまブランドショップTAU」。
広島県を代表する特産品のレモンや牡蠣、お好み焼き関連商品のほか、カープグッズや汁なし担々麵など魅力的な商品が並ぶなか、選んだのはこちらの3点！
- 児玉醤油「霧そば」
- 広島県漁連「広島能美産 大粒カキフライ」
- オタフク「お好みマヨネーズ」
「これすっごく美味しいんです、口どけホロホロで絶対ゆずと合いますよ……」とおすすめするスタッフさんがただならぬ様子だったので「これは買った方がいい」と確信し、購入したのが「霧そば」。
続いて、姑息な気はしますが絶対ゆずと合うしそのままでも完璧な「大粒カキフライ」を手に入れました。お好みマヨネーズは、タルタルソース作るときに絶対使うだろうと思い一緒にゲット。
対するは〜〜高知の美食ムードメーカー、ゆず5兄弟〜〜〜！
単体でも絶対美味しい他県の強面メンツに立ち向かう、高知のゆず商品はこちら！！
- ゆず青果
- 高知北川村のゆずこしょう
- 土佐山村のゆずづくしシュレ
- ぱっと馬路村・赤 ゆず入り七味唐辛子
- 柚子ジャム
甘いも辛いも酸っぱいも手広くカバーできるこの5種があればだいたいなんとかなるだろう！ と購入した5品です。
ではいきます！ コラボ5連発
広島・児玉醤油「霧そば」× ゆず青果 ＆ ゆず入り七味唐辛子
口溶けほろほろ、のどごしさらりの霧そばとコラボしたのは、ゆず青果！
一口大に切った鳥もも肉と拍子切りにしたネギ、しいたけを茹で、その茹で汁と商品添付のめんつゆを合わせたつゆにそばと具材を盛りゆず皮を乗せて、ぱっと馬路村をひと振りしました。
あとはお好みで、味変したくなったらゆず果汁を絞ってもOK。
シンプルな組み合わせですが、ゆずの香りが上品で繊細なそばとめちゃくちゃ合う！！！
ゆず皮も丁寧に処理したので、苦味が少なく甘みすら感じるほど。とても美味しかったので、年越し蕎麦もこれにすることに決まりました。
ゆず皮を削いだら、中のワタの部分を取り除いて、細切りに。そのままだとアクが強いので、切ったらすぐに軽く水にさらします。あまり長くつけると香りが失われてしまうので、1〜2分くらいで引き上げてください。
福井・えがわの「水羊かん」× 柚子ジャム
お昼ご飯に広島の美食を堪能し、続いてはおやつタイム。福井の「こたつに水ようかん」を試す時がやってまいりました。
コラボしたのは、えがわの水羊かんと柚子ジャム。
これも間違いない組み合わせでした。水ようかんは、黒糖とこし餡の優しい甘みが特徴。その素朴な甘みと、和柑橘・ゆずの趣ある酸味が絶妙にマッチしていくらでも食べられそうな味わいになりました。
また、乾燥した冬の喉に、水ようかんの冷たくてプルプルの食感が気持ちいい！
『こたつに水ようかん』、ありでした。
ジャムの上には、おそばに使ったゆず皮の余りを乗せていますが、ジャムをかけるだけでも十分美味しいので手軽に試せますよ。あんこ系スイーツ苦手な人や、水羊かんに新しい刺激がほしい人におすすめしたいレシピです。
福井・かに味噌 × 土佐山村のゆずづくしシュレ
続いてはこちら！ 福井のかに味噌と、柚子ポン酢のジュレのコラボです。
このレシピ、今回一番の自信作です。めちゃくちゃ簡単に作れるのにそのまま食べるより旨味が増し、しかもカニ味噌が苦手な人でも絶対おいしく食べられます。
左が田村長「蟹みそ缶」、右が番匠「食べきりサイズかにみそ」の商品の中身。田村長のほうが塩気と旨味が強く、その分臭みもあって日本酒のアテにカニ味噌をぺろぺろ舐めるのが好きな上級者向け、番匠は身が入っていて柔らかい甘みがあり、臭みも少なめなので初心者でもトライしやすい味でした。
作り方は簡単。カニ味噌を同量の日本酒（私は料理酒を使いました）で溶いてレンジに20〜30秒ほどかけて水分を飛ばし（バチバチ跳ねるのでラップ必須）、その上にポン酢ジュレを乗せるだけ。万能ネギは見た目を良くする用なので、なくても大丈夫です。
日本酒と合わせるだけで臭みは抜けて旨味がぐっと引き出されるのですが、ジュレを乗せると不思議とよりジューシーになります。ジュレ単体で食べると結構酸っぱいのに、カニ味噌に乗せると甘く感じるのが不思議。
お酒のお供にそのままちびちび食べても、ご飯にのせて食べても、きゅうりのディップのようにしても美味しいです。液体のポン酢だとこの味が出せるか分からないので、ぜひ、このジュレで試してほしい。
広島・「広島能美産 大粒カキフライ」× ゆず青果
これは間違いない組み合わせ！ 広島県産の大粒カキフライとゆず青果です。
ひとつはそのまま絞ってゆず果汁をかけ、ひとつは生クリーム＋柚子果汁＋マヨネーズでクリームソースを作りました（生クリーム10:柚子2:マヨ3くらいで混ぜるだけ）。味はサワークリームのような感じ。酸っぱいのがお好みなら柚子を多めにし、コクがほしければマヨを多めにするといいですよ。
こちらの商品、冷凍保存できて、揚げるときは冷凍のまま油に投入して3〜4分で完成するので、作るのも簡単でした。
ゆずは種多めなので絞るのが結構大変でした。瓶詰めの果汁が売ってるので、そちらのほうがカキフライに合わせるには便利かも。
お味の相性は、予想を裏切らずの最高。衣はサクサク、身はホクホクのカキに、ゆずの酸味が浸透して華やかな味に仕上がりました。
レモンも最高ですが、ゆずは香りによる風味の変化を楽しめるところが良かったです。
福井・蟹味噌バター × 高知北川村のゆずこしょう
最後に紹介するのはこちら。蟹味噌バターをたっぷり塗って焼き、食べる直前に柚子胡椒を乗せたトーストです！
カニグラタンやカニクリームコロッケを彷彿とさせる、旨味たっぷり、サクジュワ熱々のトーストだけでも最高なのですが、それに柚子胡椒を乗せて食べたら天才的な美味しさでした。
蟹味噌バター、もしかしたらゆずと合わせるの一番苦労するかもしれないな……と不安に思っていましたが、無事賭けに勝ちました。うなぎと山椒、寿司とわさび、おでんとからしのように、お互いを生かし合う最強のコラボ爆誕です。
どの県の名産品も大変おいしゅうございました
余ったカニ味噌は味噌汁ときゅうりのつけ味噌にアレンジして食卓に並びました。
というわけで、怒涛の5品をご紹介してまいりました。
いや〜やはり万能ですね、ゆず5兄弟。今回紹介した5つのゆず商品は、どれも定番のものばかりでアレンジの幅も広いので、気になった方はぜひ手に入れてみてほしいと思います。
広島県と福井県のアンテナショップさん、ご協力ありがとうございました！
今回ゆず活部が訪問したアンテナショップはこちら↓↓
＜福井県のアンテナショップ＞※移転、オープンしました。
ふくい食の國291
住所：東京都中央区銀座1-5-8 Ginza Willow Avenue BLDG 1階・地下1階
TEL:03-5159-4291
ホームページ：https://fukui.291ma.jp/ginza/
＜広島県のアンテナショップ＞
ひろしまブランドショップ TAU
住所：東京都中央区銀座1-6-10 銀座上一ビルディング
TEL:03-5579-9952
ホームページ：https://www.tau-hiroshima.jp/
